英中銀 ステーブル規制

英中銀、ステーブルコイン規則案を公表。保有上限を撤廃し「400億ポンドの発行枠」設定へ。利付資産の比率も引き上げ、金融都市ロンドンの復権狙う

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SUMMARY イングランド銀行は2026年6月22日、システム上重要なステーブルコインに対する新たな規制案を公表しました。従来の個人単位の保有制限を撤廃し、市場全体で400億ポンドの暫定上限を設ける実効的な緩和に転じたほか、裏付け資産としての英国債の投資枠を70%へ拡大するなど、イノベーションと安定の両立を図る内容となっています。
1 スレ主@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
英中銀(BoE)が本日、システム上重要なステーブルコイン(Systemic Stablecoins)の規制案を公表した。5月にブリーデン副総裁が示唆していた通り、かなり柔軟な内容に修正されている。主な変更点は以下の通り。 ・個人・法人ごとの保有上限案を撤廃、代わりに「400億ポンド(約8兆円規模)」の全体発行上限を設定 ・裏付け資産の利付資産(主に短国)比率を60%から70%に引き上げ ・残りの30%は中央銀行預金で保持 ・FCAと連携し2026年内に最終化 これは英国のデジタル資産市場にとって大きな転換点になりそうだ。
2 フィンテック法務@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
保有上限の撤廃は極めて重要。以前の案では「一人あたり数千ポンド」といった厳しい制限が検討されていたが、それでは機関投資家の参入や大口決済での利用が不可能だった。今回の「400億ポンドの総枠(ガードレール)」というアプローチは、市場の初期成長を阻害しないための現実的な解だろう。
3 クオンツ・アナリスト@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
裏付け資産の70%を利付資産(英国債)で運用可能にするという緩和も注目ですね。発行体にとっては収益性が大幅に改善する。以前の60%制限に比べて、事業モデルの持続可能性が一段と高まったと言えます。
4 通貨制度研究者@ロンドン市場を注視しています。 (アメリカ)
>>2
しかし、400億ポンドという上限は「システム上重要」と定義される発行体にとって十分なのだろうか?欧州のMiCA規制との整合性や、ポンド建てステーブルコインの潜在需要を考えると、意外と早くこの上限に達してしまうリスクがある。
5 債券ディーラー@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>3
70%の国債運用枠は、英国債市場(ギルト市場)の流動性にも影響を与えるだろう。ステーブルコインが普及すればするほど、発行体は短期国債の巨大な買い手となる。中央銀行預金30%というバッファも、取り付け騒ぎに対する安全性としては妥当な線か。
6 Web3規制担当@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>4
上限については、英中銀は「信用供与へのリスクが解消され次第撤廃する」としている。つまり、既存の銀行システムからの預金流出が金融安定性を損なわないことが確認できれば、段階的に引き上げる方針だろう。慎重ながらも前向きな姿勢だ。
7 元証券マン@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
結局、中央銀行がコントロールできない通貨は認めないってことでしょ。400億ポンドなんて、グローバルな決済規模からしたら雀の涙。こんな規制じゃポンド建てステーブルコインはドル建てに勝てないよ。
8 機関投資家(ロンドン)@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>7
それは見解が浅い。今回のポイントは「銀行預金との等価性」をどう担保するかにある。英中銀が認める枠組みに入ることで、機関投資家はコンプライアンス上の懸念なくステーブルコインをポートフォリオに組み込めるようになる。信頼という名の参入障壁を取り払うのが今回の規制の肝だ。
9 フィンテック法務@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>5
債券ディーラー氏が指摘するように、流動性管理が今後の鍵。BoEの今回の案では、市場が混乱した際の「償還プロセス」についても厳しい実務規範が盛り込まれている。発行体がパニック売りを強制されないような仕組みが整うかどうかが重要だ。
10 ポンド売りおじさん@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>8
でもさ、裏付けの70%が国債ってことは、ステーブルコインの発行が増えるほど英国の財政ファイナンスに寄与することにならないか?デジタル化された国債みたいなもんだろ、これ。
11 通貨制度研究者@ロンドン市場を注視しています。 (アメリカ)
>>10
その視点は面白い。実際、米国のT-Bill(短期国債)市場におけるステーブルコイン発行体の存在感は年々増している。英国もその構造をポンド市場で再現しようとしている節がある。ただし、あくまで「決済手段」としての安定性が最優先だが。
12 クオンツ・アナリスト@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>6
ここで議論すべきは、なぜBoEが当初の保有上限案から「発行上限」へと方針転換したのかという点だ。上院金融サービス規制委員会の6月3日の報告書が、緩和を強く求めていたことが影響しているのは明らか。政治的な圧力が金融当局のガードを下げさせたとも取れる。
13 債券ディーラー@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>12
まさに。シティ(金融街)の国際競争力を維持するためには、MiCA規制を先行させるEUに遅れをとるわけにはいかないという危機感が強い。ただ、保有上限を撤廃したことで、特定の「巨大クジラ」が市場を歪めるリスクは残る。そこを中央銀行預金30%のルールでどこまでカバーできるか。
14 Web3規制担当@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>13
30%の中銀預金は、即時の流動性を確保するための「アンカー」ですからね。残りの70%を利付資産にすることで、発行体は金利上昇局面で莫大な収益を得られる。これは銀行のビジネスモデルを直接脅かす可能性もある。
15 機関投資家(ロンドン)@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>14
銀行が脅威を感じるのは当然。だからこそ、英中銀は400億ポンドという「ガードレール」を設けた。既存の金融システムからの急激な資金シフトを防ぐための時限措置だ。しかし、このルール案によって発行体側はビジネスプランを具体化しやすくなった。
16 元証券マン@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>15
でもさ、結局中央銀行が「いつ上限を撤廃するか」を決めるなら、発行体は常にBoEの顔色を伺わなきゃいけない。これじゃ分散型金融の精神とは真逆じゃないか。ただの「デジタルポンドの民営化」だろ。
17 通貨制度研究者@ロンドン市場を注視しています。 (アメリカ)
>>16
今回の規制は「システミック(システム上重要)」な発行体が対象だという点を見落としてはいけない。分散型のステーブルコインを殺すためのものではなく、決済インフラとして社会に組み込むための「銀行並み」の規制なんだ。信頼を得るためのコストと考えれば合理的だ。
18 フィンテック法務@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>17
その通り。FSMA 2023に基づいた法的枠組みがこれでようやく実務レベルに落とし込まれる。年内に最終規則が出れば、2027年以降、英国は世界で最も明確なデジタル通貨規制を持つ国の一つになるだろう。
19 クオンツ・アナリスト@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>18
実務的な疑問ですが、70%の利付資産の構成について、今回の案では「短期英国国債」に限定されていますか?それとも他の高格付け債も含まれるのでしょうか?
20 スレ主@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>19
規則案の草案を見る限り、基本的には「極めて流動性の高い短期英国国債」を想定しているようだ。リスクウェイトの低い資産に限定することで、担保価値の急落を防ぐ狙いがあるね。
21 債券ディーラー@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>20
英国債市場にとっては追い風だが、30%を中央銀行預金で寝かせておくコストも無視できない。現在のポンド金利水準を考えれば、発行体はそれなりの逆ザヤリスクも計算に入れる必要がある。もちろん、準備金に対して金利が支払われるかどうかにもよるが。
22 ポンド売りおじさん@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>21
中銀預金に金利がつかないなら、発行体は実質的に30%の「無利子融資」をBoEにしてるようなもんだな。その分、残りの70%でしっかり稼がないと回らない。
23 機関投資家(ロンドン)@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>22
そのコストを払ってでも「システミック発行者」のライセンスを得るメリットがある。それは、中央銀行のバックストップ(最終的な支援)の対象になり得るという暗黙の了解だ。これにより、ポンド建てステーブルコインの信用格付けは既存銀行と同等、あるいはそれ以上になる。
24 Web3規制担当@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>23
待ってください。英中銀は「発行体に救済措置を提供するものではない」とはっきり明言していますよ。銀行のような預金保険制度が適用されるわけでもない。あくまで「壊れないためのルール」を課しているだけで、壊れたときは自己責任というのが今回のコード・オブ・プラクティスのスタンスです。
25 フィンテック法務@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>24
Web3規制担当氏の指摘は正しい。だからこそ、30%の「中央銀行預金」という要件が重みを持つ。これは流動性バッファそのものであり、発行体が破綻してもその資金は分別管理され、即座にホルダーへ返還されることが保証される必要がある。この実務的な分離が徹底されるかどうかが、法的議論の焦点になるだろう。
26 通貨制度研究者@ロンドン市場を注視しています。 (アメリカ)
>>25
米国のCircleやTetherの構成と比べると、この「30%中銀預金」はかなり保守的で安全性が高い。もしこれが国際標準になれば、ステーブルコインは「シャドーバンキング」から「規制された決済インフラ」へ完全に脱皮することになる。
27 債券ディーラー@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>26
英国がそのモデルケースになれるかどうか。400億ポンドの上限は、試験運用としては十分すぎる規模だが、ポンドの為替安定性に寄与するか、それともボラティリティを高める要因になるか、議論が分かれるところだ。
28 元証券マン@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>27
ポンドのボラティリティが上がれば、ステーブルコインもろとも沈むリスクもあるわけだ。裏付けが英国債とポンド預金だけなら、ポンド自体の信用力と一蓮托生だな。
29 クオンツ・アナリスト@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>28
それは「ステーブルコイン」の定義そのものですからね。特定の法定通貨にペッグする以上、その通貨の信用リスクを負うのは当然です。重要なのは、発行体自体の信用リスク(カウンターパーティリスク)を、中銀規制によって極限までゼロに近づけることです。
30 機関投資家(ロンドン)@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>29
今回の緩和案を受けて、ポンド建てステーブルコインの発行を検討している大手金融機関の動きが加速するのは間違いない。JPモルガンやHSBCなどがどう動くか。彼らにとって、400億ポンドの「枠」の奪い合いになる可能性もある。
31 Web3規制担当@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>30
枠の奪い合い、確かに。BoEがどうやってその「発行上限」を各社に割り当てるのか、あるいは早い者勝ちなのか。そのあたりの透明性についても、年内の最終策定までに議論が必要ですね。
32 フィンテック法務@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>31
FCAとの連携というのもポイント。発行体の営業認可はFCA、システム的な安定監視はBoEという二重体制になる。この縦割り行政がイノベーションのスピードを殺さないことを祈るばかりだ。
33 ポンド売りおじさん@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>32
イギリスはブレグジット後、独自の規制を作ろうと必死だな。でも結局、ドルのステーブルコインに勝てなきゃ意味ないんじゃないの?
34 通貨制度研究者@ロンドン市場を注視しています。 (アメリカ)
>>33
それは違う。ポンド建ての需要は、英国内の決済だけでなく、クロスボーダー決済の効率化にある。中東やアジアの一部では今でもポンドが使われているし、デジタル化によるコスト削減効果は計り知れない。ドル一極集中への懸念がある中で、規制されたポンドステーブルコインの存在意義は大きい。
35 クオンツ・アナリスト@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>34
利付資産比率を70%に上げたことで、ポンドの短期金利がステーブルコインを通じて市場全体に行き渡りやすくなる。これはポンド市場の厚みを増す結果になるかもしれない。英中銀は単に規制をするだけでなく、ポンドのデジタル化による通貨主権の強化を狙っている。
36 債券ディーラー@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>35
しかし、中央銀行が「発行上限(ガードレール)」をコントロールするということは、一種の「デジタル通貨供給量」の直接制御になる。これは従来の金融政策(金利操作)とは全く異なる次元のツールを手に入れることを意味しないか?
37 機関投資家(ロンドン)@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>36
鋭い指摘だ。ステーブルコインの発行枠を調整することで、市中の流動性を直接絞ったり緩和したりできる。中央銀行デジタル通貨(CBDC)に近い機能を、民間発行体に担わせつつ、その蛇口をBoEが握る。これは極めて高度なハイブリッド型通貨システムだ。
38 元証券マン@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>37
それって結局、民間企業を「中銀の代理店」にしてるだけじゃないか。自由な経済活動とは程遠い気がするんだが。
39 フィンテック法務@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>38
しかし、全く規制がない中でのリスクは2022年のTerra(UST)崩壊で証明済みだ。特に「システム上重要」とみなされる規模になるなら、社会インフラとしての公的な管理は避けられない。むしろ、BoEが「ガードレール」の範囲内であれば自由な競争を認めると言ったことの方が、市場にとってはポジティブな驚きだった。
40 Web3規制担当@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>39
これ、日本の規制(改正資金決済法)とも比較が必要ですね。日本は信託銀行や銀行が裏付けを管理する形が主流ですが、英国のように「中銀預金30%」という具体的な流動性要件を課す方が、市場の透明性は高いかもしれない。
41 ポンド売りおじさん@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>40
日本も英国のこの動きを注視してるはず。特に「個人保有上限の撤廃」は、日本でも議論になりそう。大口決済に使えないと、ステーブルコインの価値は半減するし。
42 通貨制度研究者@ロンドン市場を注視しています。 (アメリカ)
>>41
BoEの今回の発表は、世界の規制当局に対する「緩和の号砲」になる可能性がある。過度な制限はイノベーションを国外(オフショア)に追いやるだけだと、ようやく主要国の中銀が気づき始めた。
43 債券ディーラー@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>42
ただ、400億ポンドという数字は、英国のM1供給量から見ればまだごく一部。ここから段階的に引き上げていく過程で、銀行預金からの「キャピタル・フライト(資本逃避)」が起きたとき、BoEが本当に冷静でいられるかが真のテストになる。
44 クオンツ・アナリスト@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>43
そのために利付資産の比率を70%に設定したのでしょう。発行体が国債を買えば、その資金は政府を通じて還流する。中銀預金30%も、中銀が流動性を直接管理するための手段。非常に計算された設計です。
45 機関投資家(ロンドン)@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>44
結論として、今回のBoEの動きは「機関投資家によるポンドステーブルコインの本格採用」に向けた強力なゴーサインだ。法的不確実性が取り除かれ、収益モデル(70%国債運用)も明確になった。我々のような立場からすれば、これ以上の環境整備はない。
46 フィンテック法務@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
>>45
年内の最終規則策定までに、具体的な技術要件や報告義務の細部が詰められる。そこでの追加負担が大きすぎなければ、英国はデジタル資産のハブとしての地位を不動のものにするだろう。
47 スレ主@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>46
非常に有意義な議論だった。改めて今回のポイントを整理すると、BoEは規制を「制約」から「枠組み(フレームワーク)」へと進化させた。これはポンド決済のデジタルトランスフォーメーションを国策として推進する意志表示だね。
48 元証券マン@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>47
ま、あとは大手発行体が実際にどれだけポンド建てを出すかだな。結局使い勝手がよくなければ流行らない。400億ポンドの枠が埋まるかどうか、数年後の答え合わせが楽しみだ。
49 ポンド売りおじさん@ロンドン市場を注視しています。 (日本)
>>48
とりあえず、このニュースで英国の金融セクターへの期待感は高まりそうだな。ポンド建て資産の流動性が上がるのは間違いなさそうだし。
50 通貨制度研究者@ロンドン市場を注視しています。 (アメリカ)
>>49
今回の英中銀の決定は、デジタル通貨の歴史において「中央銀行による実効的な管理下での民間発行」というハイブリッドモデルの勝利として記録されるだろう。これは中央銀行デジタル通貨(CBDC)の導入を急ぐよりも、はるかに市場に優しいアプローチだ。
51 機関投資家(ロンドン)@ロンドン市場を注視しています。 (イギリス)
議論の結論を出す。この規制案により、ポンド建てステーブルコインは「投機的アセット」から「機関投資家グレードの決済手段」へと昇格した。400億ポンドの上限設定は当初の懸念を払拭する十分なバッファであり、裏付け資産の70%利付運用許可は発行体の収益性を担保する。これを受けて、英国フィンテック関連およびギルト市場(英国債)への資金流入が加速する可能性が高い。短期的には規制コストを懸念する声もあるが、長期的には「信頼のプレミアム」がポンド建てデジタル資産の価値を押し上げるだろう。結論として、英国金融セクターおよびポンド建てエコシステムは「買い」の判断を維持する。
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