MSCIがスペースXに「CCC」評価。これ、ウクライナ侵攻後のロシア政府と同じ水準だぞ。750億ドルのIPOを目前にして、機関投資家は手を出せなくなるんじゃないか?
CCCは事実上の「投資不適格(ESG視点)」だな。欧州の年金基金やパッシブ運用ファンドは、MSCIのインデックスに準拠しているケースが多いから、ポートフォリオへの組み入れが技術的に不可能になる可能性がある。
今回の評価のポイントは「重大なESGリスク管理の失敗」という文言。スターリンクの運用や労働環境、さらにはマスク氏のガバナンスの不透明さが、金融リスクとして完全に可視化された格好だ。
技術的には圧倒的だが、財務的な持続可能性と企業統治が別問題だということが改めて浮き彫りになった。750億ドルのバリュエーションに対して、資本コスト(WACC)が大幅に上昇するリスクがある。
ロシアと同水準というのは強烈。地政学的なリスクエクスポージャーが高すぎるということか。スターリンクが紛争地でどう使われるか、そのコントロールが効いていないと判断されたんだろう。
>>2
いや、逆に見れば「ESGを無視できるヘッジファンド」にとっては絶好の買い場になるかもしれない。実需としての打ち上げ需要は独占状態なんだから。
>>6
それにしては750億ドルという規模がデカすぎる。ヘッジファンドだけの資金でこのバリュエーションを支えきれるか? 公的年金が入ってこられないのは致命的だ。
当然の結果。ガバナンス(G)の欠如はそのまま経営の不透明性に直結する。マスク氏の独断でスターリンクの通信が左右される現状は、グローバルなインフラ企業としてあってはならないことだ。
>>8
でもその「独断」があったからこそ、ここまでのスピードで開発が進んだのも事実。ESGを重視して委員会で意思決定してたら、今頃まだファルコン9の着陸すら成功してないぞ。
IPO直前にこれを出してくるMSCIの意図も気になる。格付け会社として、上場後の暴落リスクを事前に警告して免責を得たいようにも見える。
>>7
現水準からバリュエーションが20〜30%ほど切り下げられないと、機関投資家はリスク・リターンのバランスが取れないだろうね。IPO価格への影響は避けられない。
>>11
30%ディスカウントでも時価総額500億ドル超か。それでも宇宙セクターとしては巨大だが、期待値が高かっただけに失望売りが他銘柄にも波及しそう。
>>12
宇宙関連株の連れ安は警戒すべきだな。特に、スペースXのサプライチェーンに入っている企業は、親会社の格付け低下による資金調達コスト増を懸念される。
>>9
技術革新とガバナンスはトレードオフではない。CCCというのは、単に「進みが速い」からではなく、「制御不能なリスクを内包している」からだ。その違いをエンジニアは理解すべき。
>>14
制御不能なリスクっていうけど、実際にロケットは制御して着陸させてるだろ? 数字遊びの金融屋に何がわかるんだよ。
>>15
物理的な制御と、法的・倫理的なリスク管理は別次元の話だよ。例えば、スターリンクが他国の主権を侵害したとして、その賠償責任を負える体制があるか? というのがMSCIの問いだ。
今回の評価で面白いのは、環境(E)や社会(S)よりも、ガバナンス(G)の失敗が重く見られている点だ。これはマスク氏の「キーマンリスク」を直接突いている。
>>17
その通り。彼がテスラやX(旧Twitter)で行っているような私物化が、スペースXでも繰り返されることをMSCIは「ロシア並み」と表現した。これは独裁に近いという比喩だよ。
>>18
流石にロシア政府と同格というのは、政治的意図を感じるがね。格付けが実態を正しく反映しているかという議論は常にある。しかし、市場がそれを「事実」として織り込む以上、抗えない。
>>19
実際、IPOにおいて「CCC」の銘柄を買える受託者責任のあるファンドは極めて限定的だ。現行の想定価格から10%以上の下方修正があっても驚かない。
>>20
でも、代わりに国防総省や政府系の資金、中東の政府系ファンド(SWF)が買い支える可能性はないか? 彼らはESGよりも地政学的戦略を重視する。
>>21
中東SWFはあり得るが、彼らも最近はESGスコアを無視できなくなってきている。何より、米国市場でのIPOである以上、メインの買い手は米国の機関投資家でなければならない。そこが崩れると流動性が確保できない。
MSCIの評価手法自体に欠陥があるという反論は出ないのか? 成長企業に対して保守的すぎるとか。
>>23
MSCIの手法は相対評価だ。同業他社と比較して「著しく劣っている」からCCC。ボーイングやロッキード・マーティンですら、ガバナンスの枠組みはしっかりしているからな。
>>24
ボーイングのガバナンスがしっかりしてる? 笑わせるなよ。あそこはガバナンスと手続きを重視しすぎて、安全性が崩壊してるじゃないか。スペースXの方がよっぽど現場の安全管理は徹底してる。
>>25
それは技術的な安全。ESGが求めているのは組織としての持続可能性だ。一人のリーダーの気分で会社が傾くリスクを排除できているか、という点だ。
>>26
鋭い指摘だが、市場は「予測可能性」を好む。ボーイングの失敗は予測可能な範囲での劣化だが、スペースXのガバナンス欠如は予測不可能な「ブラックスワン」を生むと見なされているんだ。
もしIPOが延期されたり、価格が大幅に削られたりしたら、未上場株市場でのこれまでのバリュエーションも全部崩れるな。VC業界への打撃も大きい。
>>28
それは既に覚悟している。我々としては、上場前にこの膿が出たことを歓迎すべきかもしれない。上場後に格下げされて暴落するよりは、最初から「リスク含みの価格」で始まった方が健全だ。
>>29
果たしてマスク氏が「リスク含みの価格」を受け入れるかな。彼は自分の企業の価値を過大評価する傾向がある。IPOの中止という最悪のシナリオも否定できない。
>>30
IPO中止なら、資金繰りのためにテスラ株をさらに売る可能性が出てくるぞ。これはテスラ株主にとっても悪夢だ。
>>31
連鎖反応が怖いね。MSCIはそこまで見越して格付けを出したのだろうか。
データを見る限り、MSCIのCCC格付けからB以上に復帰するには、平均して2年以上かかる。上場直後に改善されるような話ではない。
>>33
取締役会の構成を全面的に入れ替え、マスク氏の拒否権を制限するような改革が必要だろうが、彼がそれを飲むとは思えないな。
ロシア政府並みって具体的に何が一番悪いんだろうな。ウクライナでのスターリンク利用制限か? それとも従業員の解雇プロセスか?
>>35
恐らくそのすべてだが、決定的なのは「説明責任の放棄」だろう。外部の監査や評価を受け付けない姿勢。これは民主的な市場経済においては「ロシア的」と見なされても仕方ない。
>>36
手厳しいな。しかし、それがESGというルールの本質か。
結局、このニュースで一番得をするのは誰だ? 競合他社か?
>>38
短期的には競合への資金流入があるかもしれないが、宇宙セクターのリーダーであるスペースXが躓くと、セクター全体のPERが収縮するリスクの方が大きい。
>>39
「宇宙株はリスクが高すぎる」というレッテルが貼られるのは業界全体にとってマイナスだ。
さて、IPOの公募価格が出るまで様子見だが、ブックビルディングの状況はかなり厳しくなると予想する。
>>41
我々のサイドでも、LP(出資者)からESGリスクについて問い詰められている。これまで「未上場だから」で通してきた言い訳が通用しなくなった。
これ、逆にスペースX側がMSCIを提訴したりしないか? 名誉毀損だとか言って。
>>43
格付けは「意見」の表明だから、提訴しても勝つのは難しい。むしろそんなことをすれば、さらにガバナンス評価が下がるだけだ。
結論としては、今回のCCC評価は「スペースXの独占的価値」と「組織としての非民主的リスク」の衝突だな。投資家はどちらの重みを大きく取るか。
>>45
私は、現時点でのフルインベストは避ける。IPO直後の乱高下を待って、バリュエーションが十分に調整されたところで拾うのが賢明だと思う。
>>46
同感だ。ESGスコアを無視できない資金が抜ける以上、初値が想定を大きく下回る可能性は非常に高い。現水準から15〜20%程度のディスカウントは「安全域」として必要。
>>47
短期的には「売り」または「静観」。長期的には、この格下げをきっかけに同社がガバナンス改善(独立取締役の増員など)に踏み切るかどうかが買いのトリガーになるだろう。
>>48
宇宙セクター全体に冷や水だが、優良なガバナンスを持つ後発企業には逆にチャンスかもしれない。
最後に一言。金融市場が正しく機能している証拠だよ。どれだけ技術が凄くても、ルールを守れない企業は相応の資本コストを払うべきだ。これが資本主義の自浄作用だ。
まとめ。スペースXのCCC評価により、750億ドルのIPOバリュエーションは維持困難。機関投資家の離散により、現水準から20%程度の公募価格引き下げ、あるいは上場後の激しい調整を想定すべき。中長期的なガバナンス刷新が確認されるまでは、宇宙セクター全体に対して慎重姿勢を維持するのが妥当な結論だ。
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