旭化成が昨日(26日)、ドイツのアイキュリス(AiCuris)を約1431億円で買収すると発表。米国子会社ベロキシスを通じて全株式を取得。重症感染症領域のパイプラインを大幅に拡充し、2030年度の医薬売上高3000億円目標への布石とする模様。
>>1
1431億円という規模は、現在のユーロ円(183.5円付近)を考えるとかなりの巨額投資だが、内容は極めて論理的だ。ベロキシスの移植ネットワークとアイキュリスの重症感染症薬は、顧客となる病院や専門医が共通している。シナジーは明確だろう。
アイキュリスはバイエルからスピンオフした経緯もあり、抗ウイルス薬の開発力は折り紙付きだ。特にPritelivir(プリテリビル)は、既存のアシクロビル耐性を持つHSV感染症に対して画期的なデータを出している。
>>3
Pritelivirは国際P3(第III相試験)を終えて主要評価項目を達成済み。2026年度中にFDA承認申請・取得を目指すというスケジュール感。承認されれば、2030年代半ばにピーク売上4億ドル(約600億円)超を見込めるのは大きいな。
>>1
でも、旭化成って本業の素材や住宅が伸び悩んでるから、医薬に賭けるしかないんだろ?買収価格が高すぎないか?
>>5
「医薬を第3の柱に」という掛け声は以前からあったが、2020年のベロキシス、2024年のカリディタス、そして今回のアイキュリスと、着実にスペシャリティ・ファーマとしての輪郭を整えてきている。素材メーカーからの脱皮としては、富士フイルムに近い成功モデルを狙っているように見える。
今回のディールで即座にロイヤルティ収入が入るPrevymis(プレバイミス)の存在も忘れてはいけない。MSDが販売している既存薬からのキャッシュフローがある分、純粋なバイオベンチャー買収よりリスクは抑えられている。
>>7
その通り。開発パイプライン一本足打法ではないのが旭化成のM&Aの巧さだ。のれん償却後の営業黒字化を2028年度と置いているのも、保守的かつ現実的な見通しと言える。
>>8
株価は昨日の夜間PTSで少し反応してたけど、本日のマーケットでどう評価されるか。円安局面での1400億超えは、有利子負債の返済負担を懸念する声も出そうだが。
>>9
為替リスクについては、米国子会社を通じての買収だから、将来的なドル建て収益でヘッジできる計算なんだろう。むしろ日本国内に留まるリスクの方が高いと判断した結果だ。
Pritelivirの作用機序(ヘリカーゼ・プライマーゼ阻害)は既存薬とは全く異なる。免疫不全患者にとって、耐性ウイルスへの対策は死活問題だから、アンメット・メディカル・ニーズは非常に高い。承認は堅いと見ている。
>>11
同感だ。腎移植後のBKウイルス感染症をターゲットにしたAIC468も、2030年前後の上市を見込んでいて、移植領域でのプレゼンスがさらに強固になる。旭化成は「ニッチなスペシャリティ」という勝てる土俵をよく理解している。
>>12
住宅が好調なうちにキャッシュを成長分野に振り向ける。工藤社長の決断スピードは、従来の総合化学メーカーの枠を超えているな。
>>6
でも、2030年度の営業利益率15%以上って、製薬専業ならまだしも、グループ全体で見たらハードル高くないか?
>>14
それは誤解。旭化成が掲げている「15%以上」はあくまで医薬事業単体の目標。昨日の会見でも、住宅・素材・医薬の3領域を利益ベースで均等にする方針を再確認していた。医薬の高収益化がグループ全体のROICを押し上げる算段だ。
>>15
なるほど。確かにマテリアル領域が中国勢の追い上げで苦戦する中、ヘルスケアというディフェンシブかつ高成長なセグメントを持つ意味は大きい。
同時発表のアルケメディシンとの提携(自己免疫疾患)も地味に重要。買収だけでなくライセンス導入も並行して、パイプラインの「密度」を上げている。
>>17
買収資金は手元資金と借入れで対応。2026年3月期の業績予想に変更なしということは、今期中のコスト負担は限定的ということか。
>>18
買収完了が2026年度第1四半期だからな。のれん償却が始まる来期以降、EPS(1株利益)が一時的に希薄化するリスクはあるが、市場はそれ以上に「2030年の3000億円」の確度が高まったことを好感するだろう。
旭化成は一時期、事業の多角化が裏目に出て「コングロマリット・ディスカウント」の対象だったが、最近はヘルスケアへの集中投資が明確で評価が変わりつつある。
>>20
信越化学のような一極集中型とは対照的だが、三菱ケミカルや住友化学が構造改革に苦しむ中で、旭化成のポートフォリオ変革の速さは際立っている。このM&Aはその象徴だ。
ドイツ企業の買収って文化的な統合(PMI)が難しいイメージだけど、その辺はどうなんだろうか。
>>22
アイキュリスは従業員70人程度の少数精鋭バイオ。これを米国のベロキシス(旭化成子会社)の下に置くという座組。すでに米国のマネジメントに慣れているベロキシスが主導するなら、日本本社が直接やるよりスムーズなはず。
>>23
そう。「One AK Pharma」体制への移行だな。日米の拠点を統合してグローバル・スペシャリティ・ファーマとして運営する。今回の買収でその「One AK」にドイツの拠点が加わる形だ。
Pritelivirがもし承認されなかったら1431億円がパーになるリスクについては?
>>25
P3で主要評価項目を達成している以上、薬効に関する不確実性は極めて低い。あとは規制当局との手続き面だが、すでにFDAからブレイクスルー・セラピー指定などを受けていればハードルはさらに下がる。
>>26
Prevymisからの継続的なロイヤルティ収入がダウンサイド・プロテクション(下値支え)として機能している点も、今回のディールの賢いところ。
旭化成ってサランラップのイメージしかないんだけど、実はもう半分近くヘルスケアと住宅で稼いでるんだよな。
>>28
そのイメージこそが株価が割安に放置されてきた原因。今回の買収で「製薬株」としての側面が強調されれば、PER(株価収益率)のマルチプル訂正が起こる可能性はある。
2026年度中の承認となると、あと1年ちょっとか。イベント・ドリブンな動きも期待できそう。
>>30
承認取得後のMR展開も、ベロキシスが既に全米の移植センターに販路を持っているから、販管費を抑えて一気に浸透させられる。
工藤社長が「当社の戦略に完全に合致している」と自信満々だったのは、まさにこの販路と製品のミスマッチの無さだな。
アイキュリス側としても、単独で商業化を目指すより、旭化成のようなグローバルな基盤を持つ企業の下に入る方が、パイプラインの価値を最大化できると判断したのだろう。
>>33
Win-Winのディール。今の円安状況下でも、戦略的価値が為替コストを上回ると判断した経営判断は支持したい。
さて、今日の寄り付きはどうなる。最近の旭化成は1700円〜1800円台で堅調だが。
>>35
材料出尽くしで売られるような内容じゃない。中長期の成長シナリオが書き換えられたわけだから、むしろ買い増し材料だろう。
国内の製薬大手が苦しむ中、異業種からの参入組である旭化成や富士フイルムの方が、過去の成功体験に縛られず合理的なM&Aができている皮肉。
>>37
「化学メーカー」というカテゴリーで見ると、この動きは突出している。三井化学もエレクトロニクスにシフトしているが、医薬の爆発力はそれ以上だ。
2030年度売上高3000億円。今回の買収でその背中が見えたな。Pritelivirのピーク時売上600億が加算されれば、十分に到達可能な数字だ。
>>39
重要なのは「ニッチ領域」への特化。メガファーマと抗がん剤で殴り合わず、移植や腎臓という深い専門性が求められる領域でシェアを取る。この「負けない戦い方」が旭化成の真骨頂。
これで配当も維持されるなら、長期保有の安心感は増す。現在は配当利回り2%台だが、今後の利益成長に伴う増配も期待したい。
でも、結局ドイツの会社を買っても、日本の雇用が増えるわけじゃないんだよね。
>>42
それは論点が違う。日本企業が外貨を稼ぐ力を身につけることが、巡り巡って国内の株主還元やR&D投資に繋がる。グローバル化なしに生き残れる化学メーカーなんて日本にはもういない。
2026年3月期の決算発表(5月頃)で、今回の買収を含めた新中計の詳細がよりクリアになるだろう。そこが次の大きな節目か。
>>44
そうですね。特にのれんの償却期間の設定と、Pritelivirの承認タイムラインの修正があるかどうかが焦点です。
総合的に見て、非常に「旭化成らしい」堅実かつ野心的な買収。昨今のM&Aの中ではトップクラスの評価に値する。
>>46
旭化成の「変幻自在」なポートフォリオ戦略の強さが改めて証明された形だ。化学の枠を超えた「ヘルスケア・カンパニー」としての再評価が本格化するだろう。
アイキュリスの従業員たちも、旭化成のような安定した大資本の下で開発に専念できるのは望ましいこと。PMIの成功を祈る。
2026年、日本のバイオ・医薬セクターにとっても幸先の良い大型案件になったな。
「1431億円は、2030年の目標達成を確実なものにするための『時間を買う』ためのコストとしては極めて妥当である」と思っている人は多そうだな。
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