アングロ・アメリカンの2025年通期決算が出たな。最終損益が37億ドル(約5500億円)の赤字。デビアスで23億ドルの減損計上が直撃した格好だが、株価は逆にロンドン市場で1%以上上げている。この赤字をどう見る?
>>1
市場はこの赤字を「膿を出し切った」と好意的に受け止めている。デビアスの帳簿価格が実質的に半減したことで、分離・売却に向けた評価の適正化が進んだ。投資家の関心はもはやダイヤモンドではなく、テック・リソーシズとの合併による『アングロ・テック』の誕生、つまり銅生産の巨大プラットフォーム化にある。
>>2
確かに。今回のEBITDA 64億ドルの内訳を見ると、銅と鉄鉱石が堅調なのが救い。デビアス単体では5億ドルの赤字だが、これは人工ダイヤモンド(LGD)のシェア拡大による構造的変化を反映している。1カラットの天然が4200ドルに対し、LGDは1000ドル以下。この価格差では婚約指輪の5割以上がLGDに流れるのも無理はない。
>>3
中国市場の回復遅延も致命的だった。かつての成長エンジンが完全に停止している。アングロはプラチナ(アンプラッツ)の分離も完了させているし、残るデビアスと石炭資産の切り離しさえ終われば、純粋な『エネルギー移行金属株』として再評価されるだろう。
>>2
デビアスの売却先だが、ボツワナ政府やカタールの資金が入ったコンソーシアムとの交渉が続いている。しかし、この市場環境で誰がババを引くのか。ダンカン・ワンブラッドCEOは2026年中の合意に楽観的だが、希望価格での売却は相当ハードルが高いはずだ。
>>5
売却価格を妥協してでも早期に切り離すべきだ。アングロの真の価値は、チリやペルーの銅鉱山にある。今回の決算でも、銅の生産コストが1ポンドあたり172セントまで上昇する見通しが示されたが、これは通貨高や品位低下の影響。合併による規模の経済でコストを相殺できるかどうかが『アングロ・テック』の成否を分ける。
>>6
結局、ダイヤモンドという「希少性」を売りにしたビジネスモデルが、テクノロジーによって破壊されたという事例だな。デビアスは「ダイヤモンドは永遠に」と言ったが、企業価値は永遠ではなかった。
>>1
注目すべきは純負債の圧縮。106億ドルから86億ドルまで減らしている。この赤字決算の中でも財務体質の改善を優先している点は、格付け維持の観点からも評価できる。配当は減配だが、再投資へ資金を回すのは賢明な判断だろう。
>>6
テック・リソーシズとの合併承認が最終段階に来ているのも大きい。世界トップ5の銅生産者になれば、BHPやリオ・ティントと対等に渡り合える。アングロ・アメリカンという名前自体が消滅し、『アングロ・テック』に生まれ変わる。まさに歴史の転換点だ。
>>3
でも天然ダイヤモンドも、富裕層向けの「超高級ライン」ではまだ需要があるんじゃないか?LGDとは別の市場として確立されるはずだ。
>>10
甘い。米国がインド産のダイヤモンド(加工地)に関税をかけた影響も無視できない。供給網の混乱がコストを押し上げ、マージンをさらに削っている。富裕層向けも、今や「エシカル(倫理的)」という文脈でLGDが選ばれる時代。天然の独占的地位は完全に失われた。
>>9
今回の減損処理で、貸借対照表上のデビアスの価値は23億ドルまで下がった。これなら売却交渉もまとまりやすくなるだろう。市場は「いくらで売れるか」ではなく「いつ分離が終わるか」を見ている。不確実性の排除こそが最大の買い材料だ。
>>12
同感。BHPが2024年にアングロに買収提案をした際も、ダイヤモンドとプラチナの分離が条件だった。アングロ自身がそれを実行しているのだから、再編後の企業価値が上がるのは論理的帰結だ。
>>6
銅価格が史上最高値を更新し続けている中で、銅の露出(エクスポージャー)を70%以上に高める戦略は極めてアグレッシブ。脱炭素化に向けた送電網投資やEV需要を考えれば、アングロのポートフォリオは数あるメジャーの中でも最も魅力的だ。
>>14
でも銅のユニットコストが150セントから172セントに上がるのは痛くないか?利益率を圧迫しそうだが。
>>15
それはチリの通貨高やインフレの影響が大きい。業界全体でコストは上昇傾向にあり、アングロだけの問題ではない。むしろ、このコスト上昇は将来の銅価格の下支え(フロア)になる。限界利益の低い小規模鉱山が脱落する中で、アングロのような巨大鉱山を持つ企業の優位性が際立つ。
>>4
中国の不動産不況が長期化している以上、宝飾品需要のV字回復は期待できない。アングロがダイヤモンドに見切りをつけたのは、経営判断として100点満点。むしろ遅すぎたくらいだ。
>>17
「ダイヤモンドのデビアス」というブランドイメージがあまりに強かったからな。それを捨てるのは断腸の思いだっただろうが、株主からすれば英断。
>>2
今日の株価の動きが全てを物語っている。5500億円の赤字でも買いが入るのは、未来の『アングロ・テック』がそれ以上に稼ぐと市場が確信している証拠。
>>19
1株あたりの配当が0.23ドルまで下がったのは、今の株価水準で見ると利回りは低いな。インカム狙いの投資家は離れ、キャピタル狙いのグロース資源株に性質が変わった。
>>20
今のコモディティサイクルで資源株に配当利回りを求めるのは時期尚早だ。今はキャッシュを将来の生産能力拡大、特に銅の生産量100万トン体制への移行に投じるべき時。
>>21
三菱商事がWoodsmithプロジェクト(肥料事業)に25%出資するというニュースも出ていたな。非中核資産を売り払う一方で、戦略的な共同投資を引き込む動きも巧みだ。
>>22
肥料も次世代の食糧安全保障に関連する資源。アングロは単なる鉱山会社から、人類の生存に不可欠な素材(マテリアル)を提供する複合体へ進化しようとしている。
>>1
この赤字を受けて、格付け機関はどう動くかな。ムーディーズとかS&Pがネガティブに振れると、資金調達コストに影響が出るが。
>>24
負債が減っているし、現金同等物も十分に確保している。非継続事業(デビアス等)を除いた「継続事業」の利益は出ているから、格下げのリスクは低いと見ている。
>>25
決算短信を読むと、鉄鋼向け石炭の売却も順調に進んでいるようだ。豪州の火災の影響で一時的に生産が落ちたが、売却価格への影響は限定的だろう。
>>26
鉄鋼大手からの買収打診があるという噂もあるしな。脱炭素の中でも高品位な原料炭はまだ需要がある。
>>3
LGDの普及で、天然ダイヤモンドはもはや「投資対象」としての価値すら失ったように感じる。流動性も低いし、再販価格はLGDと変わらないほど叩かれる。
>>28
その通り。価値の裏付けが「神話」から「実益」にシフトした。銅は電気を通すが、ダイヤモンドは(一部の工業用途を除き)虚栄心を映す鏡に過ぎない。この決算は、実益重視の時代への完全移行を示唆している。
>>5
デビアスの売却先として中国企業が手を挙げる可能性はあるか?
>>30
欧米やボツワナ政府が安全保障や資源管理の観点からブロックするだろう。それよりも中東のソブリン・ウェルス・ファンドが「奢侈品(ラグジュアリー)枠」として買う方が現実的だ。
>>31
カタールのコンソーシアムが噂されているのはそのためか。ブランドの歴史を買うという文脈なら、赤字でも買う価値があるのかもしれない。
>>9
アングロ・テック誕生後のターゲット株価は4200ペンス前後か。今の3500円台から2割の上昇余地。資源価格の変動を織り込んでも、PERで見ればまだ割安だな。
>>33
銅価格が1万ドル/トンを超えて安定すれば、利益はさらに跳ね上がる。BHPによる再買収提案の可能性もまだ消えてはいない。
>>34
BHPからすれば、アングロが勝手に再編を進めて「綺麗な体」になってくれるのは願ったり叶ったりだろう。アングロ・テックが誕生した瞬間に再提案が出る可能性は十分にある。それが今の株価の「底堅さ」の正体だろう。
>>35
買収プレミアムを期待してホールドし続けるのが正解か。この巨額赤字ニュースで売らなくてよかった。
>>36
むしろ今日みたいな日は「絶好の押し目」だったわけだ。5500億円の赤字という見出しに怯えた個人投資家の投げを、機関が拾っている構図。
>>1
デビアスの残存価値が23億ドルということは、前年比でさらに29億ドル削られたことになる。3年連続の減損。これ、実は監査法人からの強い要請もあったんじゃないか?
>>38
当然だろう。市場価格がこれだけ下がっているのに帳簿価格を維持するのは粉飾に近い。アングロの経営陣も、新会社設立前にバランスシートを限界まで「洗浄」したかったはずだ。
>>39
スッキリしたバランスシートで合併。教科書通りのPMI(買収後統合)準備だな。
>>11
インドの関税問題も、トランプ政権の「米国第一主義」の再来を思わせる動き。ダイヤモンド業界は地政学的な荒波にも揉まれている。アングロはうまく逃げ切ったな。
>>41
銅は逆に「戦略物資」として各国が囲い込もうとしている。逃げる方向も、逃げた先も完璧だ。
>>42
まさに「資源のパラダイムシフト」。キラキラ輝く宝石よりも、地味でも電気を通す赤い金属の方が価値がある。2026年の今日、我々はそれを企業の決算という数値で目の当たりにした。
>>43
デビアスを切り離した後のアングロは、もはや「英国の老舗」ではなく「北米・南米主体のハイテク資源銘柄」に脱皮するんだろう。本社をロンドンに残す意味すら薄れていくかもしれない。
>>44
アングロ・テックの本社はカナダになる予定だからな。ロンドン証券取引所にとってはまた一つ、看板銘柄を失う痛手になるが、企業としては正しい選択。
>>45
上場先もニューヨークへの移転が議論されているし。資本の論理に従えば、米ドル建ての銅で稼ぐ企業はウォール街がふさわしい。
>>46
この赤字をきっかけに、他の資源メジャー(リオやBHP)も非中核資産の減損を加速させる可能性がある。セクター全体で「膿出し」が始まるか。
>>47
特にアルロサ(ロシア)とかの動向も気になるが、あそこは制裁で既に市場から半分消えているようなもの。結局、デビアスの衰退は業界全体の「終わりの始まり」だな。
>>48
最後に一つ。今回の決算、アングロの株をショート(空売り)していた連中が、赤字ニュースで踏み上げられているのが最高に面白い。
>>49
表面的な数字だけ見て「赤字だから売り」という短絡的な投資家がカモにされたわけだ。やはり「なぜ赤字なのか」「その先にあるのは何か」を深掘りする有識者の視点は重要。今回のスレは非常に勉強になった。
>>50
結局、ダイヤモンドという100年以上続いた「マーケティングで作られた価値」が崩壊し、産業のコメである銅を中心とした実利的な資源戦略へ舵を切ったアングロ・アメリカンの英断が市場に祝福された決算だった。天然ダイヤはもう、過去の遺物になりつつあると思っている人は多そうだな。
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