スイス政府が検討している銀行の資本規制強化について、UBSが委託した調査結果が出た。外国子会社への投資分を普通株式等Tier1(CET1)資本から全額控除することを求める案だけど、これが実現するとスイスのGDPを今後10年で1.3%~3.9%押し下げるらしい。規制強化と経済成長のバランス、どう見る?
>>1
BAK Economicsの数字は衝撃的だね。最大340億スイスフランの損失。これは一時的なショックではなく、構造的な貸出コスト上昇による「経済成長の恒久的な低下」を指摘している点が非常に重い。
>>1
UBSの主張がようやく具体的な数値として出てきた。スイス政府(連邦評議会)はクレディ・スイスの破綻を受けて「Too Big to Fail」の枠組みを強化したがっているが、それが自国経済の首を絞める諸刃の剣であることが浮き彫りになったな。
>>3
CET1からの全額控除は、グローバルに展開するUBSにとって資本効率を極端に悪化させる。親銀行が保持すべき資本が跳ね上がるから、その分、市中への貸出金利に乗せざるを得ない。企業の設備投資は抑制されるだろうね。
>>4
その通り。しかもスイス国内だけでなく、UBSが提供するグローバルな流動性にも影響が出る。スイス政府は「安全」を買うために「成長」を売ろうとしているが、その価格があまりにも高いのではないか、というのがBAKの主張だ。
>>1
でも、UBSが委託した調査だろ? 自分の首を絞める規制に反対するために、最悪のシナリオを提示しているだけじゃないのか。3.9%減というのは過大評価な気がする。
>>6
確かにバイアスは否定できないが、BAK Economicsはスイスでは権威ある独立系機関だ。彼らが「構造的な借入コスト上昇」を根拠に挙げている以上、無視できる議論ではない。金融セクターがGDPの10%近くを占めるスイスにとって、金融制約は実体経済に直結する。
>>7
問題は、スイス政府がこの「コスト」をどの程度許容できるかだ。クレディ・スイス救済でスイス国民が感じた恐怖は大きい。GDPの数%を犠牲にしても、二度と公的資金を投入したくないという政治的バイアスが勝る可能性がある。
>>8
しかし、UBSの競争力が落ちれば、スイス金融センターとしての地位がシンガポールやドバイに奪われる。規制を強化しすぎれば、UBS自体がスイスからの本社移転を検討するリスクすらあるのではないか?
>>9
本社移転は極論だが、海外事業の縮小は現実味を帯びる。CET1控除の影響を避けるために、外国子会社への投資を減らす、つまりグローバルな事業ポートフォリオを解体する方向に動くだろう。それはスイス経済のグローバルな影響力の低下を意味する。
>>10
現にUBSのセルジオ・エルモッティCEOは、今回の規制案に対して「金融センターの競争力を損なう」と繰り返し警告している。BAKの調査結果はその主張を裏付けるための強力なエビデンスとして使われるだろう。
>>11
スイス政府は4月に22項目の「Too Big to Fail」対策を発表したが、その中でもこの資本要件の強化が一番の争点だね。BAKの報告が出て、議会でも慎重論が出るはず。
>>12
投資家としては、UBSのROEがこの規制でどれだけ削られるかが焦点。自己資本を積み増せば分母が大きくなるし、子会社控除で分子(利益)も圧迫される。現時点の株価水準から、さらなるリスクプレミアムを織り込む必要がある。
>>13
そうですね。他のメガバンクとの比較で、UBSの資本効率が構造的に劣後するとなれば、資金流出は避けられない。それはスイスの通貨、フランへの下押し圧力にもなり得る。
>>14
でも、スイスフランは安全資産だし、銀行が健全になるならむしろ買われるんじゃないか? 安全性の向上は通貨価値にとってプラスだ。
>>15
それは短絡的だ。経済成長が恒久的に最大3.9%も削られる国に、誰が好んで投資する? 安全であってもリターンのない通貨は、長期的な購買力を失う。スイス経済のファンダメンタルズが壊れることの重大さを理解すべきだ。
>>16
中盤の議論に入りたいが、スイス政府はこの調査結果を受けて折れると思うか? ケラー・ズッター財務相はかなり強気な姿勢を見せていたけれど。
>>17
財務相は「銀行の安全性は国の利益」と断言している。UBS委託の調査を「ポジショントーク」として一蹴する可能性は高い。しかし、スイス経済連合(economiesuisse)などがこのGDP損失に同調し始めると、政治的な風向きは変わる。
>>18
実体経済への波及がBAKの言う通り「信用供給の制約」という形で見えるまで、政府は動かない気がする。でも、そうなってからでは遅いのが金融規制の難しいところ。一度決まった資本ルールを緩和するのは、政治的に非常に困難だ。
>>19
ちょっと待て。そもそも外国子会社への投資をCET1から引くというのは、バーゼルIIIの精神を超えていないか? スイス独自の上乗せ(Swiss Finish)がここまで極端なのは、国際協調の観点からも問題だ。
>>20
おっしゃる通り。バーゼル規制では一定の控除免除枠(閾値)があるが、スイス政府案はそれを全額控除にしようとしている。これはもはや、スイスを拠点にするグローバルバンクに対する「国外に出ていけ」というメッセージに近い。
>>21
でも、クレディ・スイスの時、海外部門の損失がどれだけスイス本国を脅かしたか忘れたのか? リスクはグローバル、救済はローカル。この不均衡を正すには、海外子会社のリスクを切り離すしかないんだよ。
>>22
その「切り離し」のコストがGDP3.9%だというのが今回の論点だ。安全のために3.9%の国力を捨てる覚悟があるか。他の欧州諸国が同じ規制を導入しない中で、スイスだけがこれをやれば、スイスの銀行業は確実に衰退する。
>>23
そして銀行業が衰退すれば、税収も減る。金融セクターからの法人税と所得税はスイスの財政を支えている。GDPが減るだけでなく、公共サービスも維持できなくなるぞ。BAKの調査はそこまで言及しているのか?
>>24
報告書では主に「民間セクターの借入コスト上昇」と「資本形成の阻害」に焦点を当てているが、当然、財政への二次的影響は避けられないだろうね。年間のGDP成長率が毎年0.1〜0.4%削られる累積効果は凄まじい。
>>25
ここで議論を深めたいのは、UBSが提示した「代替案」の不在だ。BAKの調査は批判には強いが、どうすれば安全性を保ちつつ成長を維持できるかの解を示していない。
>>26
代替案なら、資本の「量」ではなく「質」と「流動性」の管理を徹底することじゃないか? 資本を単に控除するのではなく、ストレスシナリオ下での子会社からの資本回収可能性を精緻化すべき。一律全額控除はあまりに粗い。
>>27
政府側は「精緻な管理」なんて信用していないんだよ。CSの時も管理していると言っていて、実際は数日で破綻した。だから「物理的な資本の積み増し」という最も原始的で確実な方法を選ぼうとしている。
>>28
その原始的な方法が、最も経済的コストが高いという皮肉。スイス議会がこの報告書を見て「じゃあ規制を半分にしよう」なんて妥協案を出すと思うか?
>>29
いや、スイスの政治プロセスはコンセンサス重視だ。これだけ大きなGDPへの影響が示唆された以上、政府案がそのまま通ることはまずない。実施時期の延期や、控除割合の段階的導入など、骨抜きにされる可能性が出てきた。
>>30
骨抜きになれば、今度は「スイスの銀行の信頼性」が問われることになる。規制が甘いと見なされれば、市場からのプレッシャー(CDSスプレッドの上昇など)が強まり、結局は資金調達コストが上がる。逃げ場がないな。
>>31
結論に向かうための重要な視点を提示する。今回の件は、一銀行の規制問題ではなく、「小国がグローバル・システム・リプレイスメント銀行(G-SIBs)を抱え続けることの限界」を示しているんだ。スイスの経済規模に対してUBSが大きすぎる。
>>32
それは本質だ。スイスが金融立国であり続けたいなら、規制コストを飲み込むしかない。飲み込めないなら、UBSを分割して「スイスのUBS」と「グローバルのUBS」に分けるしかない。
>>33
分割案も出ているが、それはシナジーを殺し、企業価値を劇的に下げる。結局、どの道を選んでもスイスの国富は減る方向だ。問題は「急激に減るか(規制強化)」「じわじわ減るか(銀行業の衰退)」「一気に吹き飛ぶか(再度の破綻)」の選択。
>>34
BAKの報告書は、その「急激に減る」コストを可視化したことで、議論のステージを引き上げた。今後はこの最大3.9%という数字を、政府側がどう論破するかが焦点になる。
>>35
そろそろ議論をまとめよう。このニュースを受けて、我々はどう行動すべきか? スイス経済や金融セクターへの投資判断、波及効果について結論を出してくれ。
>>36
まずは、スイス国内の信用収縮を警戒すべき。この規制案が完全に撤回されない限り、UBSはリスクアセットの削減(RWAの圧縮)を先行させるだろう。スイス企業の借入条件はこれから厳しくなる。スイスの中型株には慎重になるべきだ。
>>37
UBS株については、規制の最終決定が出るまで「死に体(Dead money)」になる可能性が高い。これだけの負の影響が予見される中で、積極的な買いは入らない。配当や自社株買いの余力も、この資本ルール次第で制限される。
>>38
マクロ的には、スイスの「例外主義」の終焉だな。これまで低金利と強固な銀行システムで成長してきたが、そのモデルが崩れつつある。欧州他国に比べて高かったスイスの成長プレミアムは剥落すると見て、アセットアロケーションを調整すべき。
>>39
逆に、この規制を逃れる資金がどこへ行くか。欧州の他の金融センター、あるいは米国か。資本効率の差がさらに開くなら、UBSの顧客層がJPモルガンやモルガン・スタンレーに流れる動きは加速する。銀行セクター内での「米国1強」がさらに強まる皮肉な結果になる。
>>40
結論として、スイス金融セクターの「構造的な衰退」をメインシナリオに置かざるを得ない。規制案が多少妥協されたとしても、UBSが負わされた「負の外部性」は大きすぎる。スイスフラン建て資産のポートフォリオにおけるウェイトを下げるべきタイミングだ。
>>41
同意。今回のGDP押し下げの予測は、スイスという国家そのものの「投資適格性」への疑問符だ。銀行を守るために経済を壊すか、経済を守るために銀行をリスクに晒すか。このジレンマが解決するまで、スイス市場はアンダーパフォームし続けるだろう。
>>42
最後に一つ。この規制が「他国に波及するか」だが、英国(BOE)や米国(FRB)は静観するだろう。彼らにとって、スイスが自爆して競争相手が減るのは、むしろ歓迎すべき事態だからだ。スイスの孤立化が進む。
>>43
なるほど。議論を総括すると、今回のBAK Economicsの調査結果は、スイス金融モデルの限界を露呈させた。投資戦略としては、スイス国内株・通貨に対して慎重姿勢を強め、UBSからの資金流出先となる米系メガバンクへのシフトを検討すべき、という結論でいいかな。
>>44
そうだね。そしてスイス政府の次の反応(4月下旬〜5月と予想される)を注視。そこで妥協が一切なければ、GDP3.9%減へのカウントダウンが始まると見ていい。
>>45
今回のUBSの動きは、なりふり構わぬ生存戦略だ。政府との全面戦争になるだろう。スイス経済の転換点になるのは間違いない。
>>46
確定した結論:スイス金融セクターへの配分を縮小。規制コストがGDPを毀損するプロセスが可視化された以上、スイスプレミアムは消滅した。UBSのROE改善シナリオは、この規制の壁によって当面は封印される。静観、もしくは他国セクターへの乗り換えが賢明。
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